たわいもない話して、 侑香里さんと信司さんは帰っていった。 侑香里さんが羨ましかったな… あんな大事にされて… いつか私も、家族をもって あんな風に笑い合いたいな。 「明里」 「はい?」 「お風呂いいのか?」 「いま入りますね…あっ着替え」 「大丈夫。侑香里から貰ったから 明日買いにいこうか。服とか」 「え!?私お金―…」 「大丈夫。俺からのプレゼント だと思って」