昼食を食べ終えた後、僕は部屋で宿題をやっていた。
こんな低レベルの問題を解くのは、退屈でしかない。
20ページある算数なんて、5分で終わるわ。


「よーるーっ」


退屈だなぁと思いつつシャーペンを動かしていると、リビングにいた空がまた騒々しく部屋に走ってきた。
僕ははぁ…と大きな溜め息を出し、振り返ると障子が勢いよく開く。