「夜のバカ!叩かせろ!」

「背のちっちゃい君には、僕の頭は叩けませんよー」


空と僕の身長は、5センチ違う。
空の身長は152センチ。
僕は157センチ。
手を伸ばしても届かないというね。
だからだろうか、背を向けている僕の背中をボコボコと殴ってる。
僕はそんなことを気にすることもなく、寝る準備をする。
その様子を見た空は、手を止めた。


「もう終わり?」

「ううん。うちも寝る」