「えー空五月蠅いんだよ?舞さん知ってんじゃん」
「そこをなんとか!お泊まりセットもって来ちゃったし☆」
舞さんの隣に座る空の手には、舞さんの言うお泊まりセットがある。
空は少し不安な顔をして、僕を上目遣いで見上げている。
僕は仕方ないかと思い、舞さんに渋々承諾した。
そうすると、舞さんはいきなり立ち上がりよしゃっとガッツポーズ。
立ってる舞さんを、僕と空は見上げる。
「じゃ、後は頼んだわ!帰りは迎えに来るから♪じゃーねー☆」
言いたいことだけを言い、僕の話を聞かずに部屋を走って出て行った。
部屋に残された僕と空は、目が合うとお互い苦笑する。