あ。そうだ。あそこにいこ。



アイツいるかなー。



「はぁ。ついた。」



「んー?なんだ神崎か。」



「ん。おはよ。瀧本。」



はしまでいくと街が全部見える。



あたしはここが大好きだ。



そう。



あそことは、ここ屋上のことで



アイツとは、今起きたばかりの瀧本 蓮のことである。



私と瀧本は高1のころからずっとこの場所でだけの仲。



友達というほどお互いをしらない。



でも他人とには知りすぎている。



そんな、まぁめんどくさくないさらっとした関係。




「ねぇ。瀧本。なんだってなによ。」



「あ?もういいだろ別に。

 ていうか、なんかあったんだろ?」



「なんで?」



「お前がここにくるのはそういう時だ」



「どんなときよ。」



「え。言っていいのか?」



「えーぜひともやめていただきたい。」



「ははっ!んでなにがあった?」