ドンッ



「あ…。すいません。ぶつかっちゃって。」



そう言いながらお辞儀をして顔をあげるとそこにいたのは



例の彼だった。



「あ…。僕もすいません。何だかボーっとしてて。大丈夫ですか?」



私は


「大丈夫です。ホントすいませんでした。」



そう慌てて言うと自分の研究室に急いだ。