まるで時間が止まったようだった。すべての音が止み、風さえも止まったみたいだ。唯一私の心臓の鼓動だけが、ドクンドクンと時を刻んでいるようだった。
「…………しよう、か?」
静寂を破ったのは、和也の囁くような、低い声だった。その言葉の意味を理解する間もなく、私は和也に肩を掴まれ、顎の下に指を添えられ、顔を上げさせられていた。
「か、和也……?」
和也の顔がゆっくり降りて来て、私は目を閉じた。そしてすぐに、唇に柔らかく、温かいものが、触れた。
私は今、和也とキスしてる、のよね? 夢、じゃないよね?
触れるだけではもどかしく、私は和也の首に腕を回すと、唇を強く押し付け、和也の口に舌を差し込んでいった。
和也も、それに応えてくれた。舌と舌が絡み合い、貪るように激しく、でもスイーツのように甘い甘いキスだった。
何度も夢に見た和也とのキス。弟だと違和感があるかもしれないと思ったけど、そんな事はまったくなかった。私はやっぱり和也を異性として愛しているのだと、この時再確認するのだった。
「…………しよう、か?」
静寂を破ったのは、和也の囁くような、低い声だった。その言葉の意味を理解する間もなく、私は和也に肩を掴まれ、顎の下に指を添えられ、顔を上げさせられていた。
「か、和也……?」
和也の顔がゆっくり降りて来て、私は目を閉じた。そしてすぐに、唇に柔らかく、温かいものが、触れた。
私は今、和也とキスしてる、のよね? 夢、じゃないよね?
触れるだけではもどかしく、私は和也の首に腕を回すと、唇を強く押し付け、和也の口に舌を差し込んでいった。
和也も、それに応えてくれた。舌と舌が絡み合い、貪るように激しく、でもスイーツのように甘い甘いキスだった。
何度も夢に見た和也とのキス。弟だと違和感があるかもしれないと思ったけど、そんな事はまったくなかった。私はやっぱり和也を異性として愛しているのだと、この時再確認するのだった。