和也は立ち上がり、私に背を向けた。その肩が、微かに震えているように見えるのは、私の気のせいだろうか……
「姉貴、ごめん。……気持ち悪いだろ?」
「えっ?」
「あいつが言った通りさ。俺は、シスコンだよ。
ずっと姉貴の事だけ見てた。他の女なんか、全然眼中になかった。姉貴にも俺を見てほしくて、わざと姉貴の友達と付き合ったりして……
怒らせたかったんだ。姉貴の事を。怒りでもいい。嫉妬なら、もっといいけど。とにかく姉貴に気にしてほしかったんだ。俺の事を、もっと。
なのに姉貴は、俺なんか全然眼中になくて……。弟なんだから当たり前だけど。
姉貴が他の男に抱かれてると思うと、苦しくて、気が狂いそうだった」
「姉貴、ごめん。……気持ち悪いだろ?」
「えっ?」
「あいつが言った通りさ。俺は、シスコンだよ。
ずっと姉貴の事だけ見てた。他の女なんか、全然眼中になかった。姉貴にも俺を見てほしくて、わざと姉貴の友達と付き合ったりして……
怒らせたかったんだ。姉貴の事を。怒りでもいい。嫉妬なら、もっといいけど。とにかく姉貴に気にしてほしかったんだ。俺の事を、もっと。
なのに姉貴は、俺なんか全然眼中になくて……。弟なんだから当たり前だけど。
姉貴が他の男に抱かれてると思うと、苦しくて、気が狂いそうだった」