この街で一番大きい公園についた。


遊具だけではなく、
池や噴水、広場もあり
ちょっとした屋台もある。

生前もよく友達と行ったたこ焼きの屋台を見つけた。


「うまそー!!!
でも食えないんだよなぁ〜
腹減らないし。
くそぉ…死ぬ前にもっと食べておけばよかったなぁー」

ソースの香りを嗅ぎながら
愛しの丸がコロコロ転がされてるのを眺めていた。


「あんたの未練はたこ焼きか?
ショボい人生だったんだな。」


声に驚き後ろを振り向くと、

「は?誰もいない。
気のせいか……」

僕はもう一度たこ焼きに目をやった。