「じゃあ、夕飯食いに来るか?」 「分かんない。ちょっとひとりになりたいし」 相当疲れている様子だったから無理に誘うのはやめた。 「そっか。また気が向いたら来いよ。母さん喜ぶから」 「あたし、しばらく学校休むかもしれない」 「あぁ、分かった」 ヒナの心の傷はまだ癒えていない。 3年経った今でも。