「海―――!!」


大きな声で、海を呼んでみた。
海はこっちを向いて、口をぽか~んと開けている。

海の方へ駆け寄った。


「海♪ 同じクラスだったね♪」

「あ…あぁ、うん。よろしくな」


何?急に喋り方違うし…。
朝はもっとテンション高かったような気がする。


「どうしたの? 朝と変だよ? 熱でもある?」

「ねぇよ! 大丈夫♪」

「ほんと? なら良かった!」


熱でも出したら大変だし…ね。

…あれ?
そういえば愛実は?