--ドサッ!!
大量の紙袋と共に、テーブルになだれ込む。
つ、疲れた…。
最初の店からかれこれ、10箇所くらいは回ったから、たくさん歩いたし、
そのほとんどの店で買い物したから、荷物の量もハンパない…。
あんな買い物する人…初めて見た。
ぐでーっとしていると、頭上から声をかけられた。
「ほら、」
とカップを差し出された。
「…ありがと」
とてつもなく疲れていたけど、大好物のキャラメルフラペチーノに思わず顔が緩んだ。
「荷物持ち、ご苦労さん☆」
コイツ…。
そのにやついている顔に、初めて人に殺意を覚えた。
「あんたねぇ…!」
一言、言ってやんないと収まらない。
「こんな買って…どこの業者よ?!」
思わず声を荒げると、
「だって…」
透がシュン、とした顔をした。
な、何よ?
何かこれじゃ、私が悪いみたいじゃん…。
「欲しかってんもん☆」
こ、こいつ…!