あれから約一年がたった。

 高二になってまた同じクラスになった。


 私の気持ちは色あせることはなくて。


 今でも私の心の真ん中にいる。





 少しはあなたの、あなた達の幸せをねがえるようになった。





 あなたが幸せなら、私も少しは幸せ。


 そりゃぁ、まだあなたが彼女と仲良くしているところを見ると、苦しい。


 でもいい。





 あなたが幸せそうに笑っているなら。



 まだ私に相談しにくる早瀬。



 私はまだあなたの友達として、隣にいてもいい?




 静かに見ているだけだから。




 どうか許して。









 ちょっぴり大人になった二年の夏。