すると、僕の足元に黄色い六芒星(ろくぼうせい)が描かれた魔方陣が現れ僕の右手が勝手に動きその扉のノブを開けようとする。
「え?ちょっと、なんでかってに!」
すると、その扉が開き、僕の体は勝手に入り、勝手にその扉が閉まってしまう。
僕はただ、あせっていた。勝手に入ってしまい、絶対教師になにか罰せられると思った。
しかも、勝手に入ったあげく、その扉が開かなくなってしまった!

でも、窓から激しく打ち付ける雨と雷の光で僕の後ろに人影がある事に気付く。

僕は、その姿を見て言葉を失った。
僕は、その場から動けなくなった。