「ヒューバード先生?」
と、僕は言った。
うん。とリズは言って側に合った3本足のまるい椅子に座る。
「私も詳しくは知らないんだけど。レム先生の同級生みたいなんだよね」
「そうなんだ」
「結構、紳士的なんだけど、すっごく優しいよ。今の学校じゃあり得ないよね」
「あり得ない?」
「リュウ。そうだよ。今、学校中は強者が生き残る方針に変わったんだよ!・・・・・・まあ、私たちは、それどころじゃないけどね」
リズは、そう言ったけど。確かに、その通りだ。
僕は、すっかり忘れていた。
そうだった。