『…ね~リーヴス…
ちょっと休憩しても良い?』
森を抜け、小さな町が見えた頃
馴れぬ森をずっと歩き続けて疲れはてたリリアが、まだ元気なリーヴスに言った
隣のオルティアも、涼しい顔をしてるが疲れてるはずだ
「ん?
もう疲れたのか?
体力ねぇな」
少し先を歩いてたリーヴスが少し不思議気な表情で振り返った
「何言ってるのリーヴス
リリアちゃんは女の子なんだから体力無くて当然でしょ?」
「そっか
じゃ、ちょっくら休憩すっか」
おもむろに言うと地面に寝転がるリーヴス
その行動に一瞬、オルティアが嫌そうな顔をした
「リーヴス
服汚れるから寝転がるの辞めてよね
誰が洗濯すると思ってるの?」
まるでお母さん見たいな事を言うオルティア
すると、すぐにリーヴスは上半身を起こして胡座をかく
「わりぃわりぃι」
『食事以外の家事なら私に任せてよ♪』
リリアはぽんぽんとリーヴスの背中に付いた土や砂を叩き落とす
「お、サンキュ♪」
「ごめんね。助かるよ
食事位は僕がちゃんとするから」
『えへへ♪
私って料理以外なら何でも出来るんだよ~』