司はあたしなんかを愛してはくれてなかったんだ… パサリ あたしの手から資料が落ち、行き場のなんくした手をブランとさせる。 司が他の子に笑った。 その事は、もう半分以上壊れていたあたしの心をボロボロに壊すことは簡単だった。 「……もう……いい……………」 そう言って会社を飛び出した。 「奈美!!」 後ろから司の声がしてもけして振り向かなかった。