「お前、みずくさいんだよ!!言ってくれればいいものを・・・」



彰さんは床に座り込んでしまった俺にしゃがみこんで頭を軽く叩かれた。



いつもはふざけてばかりの彰さんだったけどこの時、俺は彰さんの存在に感謝した。




「それよりも・・・春奈ちゃんはいいのか?一番傷ついているのは春奈ちゃんじゃないのか?」




その言葉を聞いた途端に、春奈のことが心配になった。



「あっ!そうだ!」




俺はもう1度電話をしてみた。




すると、春奈が出てきた。