街を歩けば、オレンジ色のカボチャが目に付くようになった。 デパートへ行けば、おばけのマスコットなどがたくさん並べられていた。 木々は少しずつ色づき始めていた。 春奈とはお互いが忙しいこともあってかしばらく会うことができなかった。 でも、できる時はメールを送っていた。 返してくれる時もあれば、そうでない時もあったが、俺は春奈が頑張っていると思うと自分も頑張ることができた。