「あ、ブラッドが来た!」


ブラッド?外人?

蓮希の目線に合わせてみる。
すると、やはり外国人が勝手に家に上がってきた。

…靴のまま。



「ブラッドさん?ここは日本。ジャパニーズ。靴は脱いでね?ブーツ!アウト!」

「あ、すみません。」


…普通に日本語上手いのね。
恥ずかしい。


「あの人は?あの人も、DEVILだよね?」

ブラッドと呼ばれている人が玄関に靴を置きに行っている間に、蓮希に聞いた。