「光歌!帰ろうぜ♪」

鞄を持って立ち上がる彰。

「うんっ♪」

あたしは、楽しくてしょうがなかった。

でも…彰は、誰かと付き合ったことあるのかな?

「ねぇ、彰…」

聞きたいけど、聞けない。

「ん?どした?」

聞いてしまったら…ダメだと思った。

「や…なんでも、ない」

崩れてしまう…そう思ってたから…。

彰には、何かあるって思ったから…。

「なぁ、アイスおごってやるよ♪」

「あ、え?うん…ありがとう…」

笑顔であたしの手を引き、学校の近くのお店に入る。