7月17日…
彰の…最後を告げる機械音が、うるさいほどに鳴り響く。
やだ…やだ!
「彰ぁーーっ!」
止められないほどに、溢れる涙…。
必死にこらえても、次々に溢れ出す。
現実が…あたしの目の前いっぱいに広がる。
嘘だと信じたい。
これは夢だ!
ただの…夢だ…っ!
「光歌ちゃん…」
…あたしの、せいだ。
あたしが…彰を殺したんだ…っ。
「光歌ちゃん……
彰と出会ってくれて、ありがとね…」
悠香ちゃんは、あたしを抱き締めて一筋の涙を流した。
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