「おはよ、光歌」

「…おは…よ」

まだまだぎこちないかもしれないけど、あたしにはこれが精一杯。

緊張しすぎて、ろくに言葉を発せない。

「み~つかちゃん♪」

「え?」

「私、夏穂!よろしくね」

彰のお陰で、クラスの子とも打ち解けたし。

親友も出来た。

毎日を、幸せに楽しく過ごしてた。


「光歌はさ、彰のことどう思う?」

「えぇっ!?なんで急に…」

夏穂の言葉に驚き、持っていたシャーペンが床に落ちた。

朝早い教室には、まだ人はいない。