お墓参りというには、あまり似合わない花だけど。
彰の気に入っていた花だったから…誕生花だから…。
お店でも、とっさにその花を選んていた。
「彰…あたし、過去にあなたにあって…すごい成長したと思わない?」
あたし、強くなったよね?
モルセラの花が不思議と彰に見えて、あたしは少し微笑んだ。
空には、雲1つない澄みきった青い空がどこまでも広がっている。
「…さすが、晴れ男の彰だね。綺麗な空…」
本当に…切なくなるくらいに綺麗だよ。
「ねぇ、彰…。知ってた?あたしは知らなかったんだけどさ…」
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