あたしの記憶は、そこで途切れていて…。

次に目覚めたのは“いつもどおり”の朝でした。




「みーつか!」

あたしがいるのは、自分の部屋のベッドの上。

視界に入ってるのは、真っ白い天井。

今日は一体、何月何日なんだろう?

これは過去?未来?

いつに戻ってきたんだろう?

「光歌!いないの?」

夏穂…?
聞こえるのは、昔から変わらない夏穂の声。

多分、外からだろう。

あたしは窓を開けて覗いた。

「あ、光歌!おはよ!」

「…お、はよ…?」

今は朝か…。

「ねぇ、夏穂!」