「でも安心して。もう1度…少し時間をさかのぼれば…」

あたしは世羅を見つめた。

「これは“賭け”ね」

賭け…?

「賭けって、どうゆうことなの…?」

「光歌が1番戻りたい時まで、急いで戻って…急いで果たして帰る…」

ってことは急げば…間に合うってこと?

「どうする?迷う時間はそんなにないわよ」

あたしは不思議と、悩むことはなかった。

「あたし…賭けてみる」

「いいの?光歌」

ここで帰ったら、過去に戻って意味がなくなる。