「セーフ!」

チャイムギリギリに教室に入ってきた、夏穂とみっちゃん。

先生も来てないし、まぁバレないだろう。

「…あっ…」

あたしはふと、大事なことを思い出した。

世羅に言われた言葉…。

過去に戻るのか、戻らないのか…。

どうするべきなんだろう?

空を見た。
空は雲1つない青空。

今日も彰の空だ。

彰…元気にしてるかな?

幸せでやってるかな?

逢いたいな…彰。


「光歌!みーつか」

「世羅…?」

「アンタどうする気なの?」