もらった黒コンの数は大量だった。 「・・・こんなにもらっちゃって...」 あたしが少し困った顔をすると、 ふんわりと抱きしめられた。 「あんたなら大丈夫。どんなときだって大丈夫よ。瑠衣もついてる。あたしや玲も、南も味方よ。・・・困ったときはいつでも言ってきなさい」 そう言ってくれた。 蘭さんの髪からはとてもいい匂いがした。 『どんなときだって味方』 この言葉を絶対忘れない。