「わー(^O^)/想像以上に広い!!!」


私たちはことこと電車揺られて二時間、やっと温泉に着いた。



「あんまり、はしゃぎすぎて怪我しないでね?」


お母さんみたいな詩月に忠告を受けた。


「はーい!!やばーい!人多い!!」


みんなでは初めてくる温泉に興奮を抑えられない。


「まじ、酔った~気持ち悪~~い(=_=)・・・そして美来のテンションがうざ~い」


有菜は小柄だからかすぐに酔ってしまう。今日もさすがに二時間はきつかったらしい。


「ん?美来そのシャツ新しい?」


温泉のチケットを取りながらかつ有菜の看病をしながら私にも話題を振ってくれる詩月は優しいなといつも思う。



「うん、そうなの!!おnewなう~」


そう!!今日の私服はTシャツに腕をまくったチェックのシャツにシャーベットカラーの短パン。チェックのシャツはおnewなのだ。


「へー、いいんじゃない?美来らしくて」


ちなみに詩月の私服は白の七分袖に黒のベストデニムのスキニーに赤い腕時計をしている。



こちらも、詩月らしいクールな着こなしだ。



「お茶飲んだら、ちょっと治った~(*^^)v」


そんな、有菜の私服は小花柄の短いワンピースにデニムのベスト、そしてカンカン帽。



いかにも有菜のために作られたようなピッタリの服だ。


みんな自分に合ったオシャレな服を着ていて偉いなーと改めて思った。・・・その時


「よし!!入っていいよ!!」


詩月の合図で私たちはいっせいに靴を脱いだ。