「ね!!行こうよ^^」


ただ今春休み中!!

受験も終わってうきうきな私は二人に日帰り温泉をおすすめ中!!


「ぜっーたい楽しいから!日帰りだし!ね、いこーよ\(^^)/」


「え~?行ってもいいけど?みくるんが全額負担なら。」


「なわけないじゃん!!」


「じゃあ、行かな~い!あるたん金欠なう」



私たちは今有菜の家で女子会中。


有菜の部屋はピンクと白で統一されていて女の子らしい部屋だ。


「金欠?じゃあその高そうな腕時計は何?」


詩月は有菜の部屋に飾られているきれいな腕時計を指さした。


「彼氏に買ってもらった~」


「彼氏?大学生じゃないの?お金ないんじゃ・・・」


「違うよ~、それは別の人!!今の彼氏はお金持ちの会社員~」



「まって?有菜今、彼氏何人いるの?」


「ちょっと、しーちゃん人聞き悪いなー、あるが一度に付き合うのは一人だよ?
一人が長く続かないだけ!!」

「へー、そーなんだ意外と真面目なんだね!」


私はそんな二人の会話を横目で聞き流してひたすら「日帰り温泉マップ」を見続ける。

あ~もう、我慢できない!!



「やっぱ、行こうよ!!お・ん・せ・ん!」


二人にマップを見せつける。