「んー、ごめんねー♥けんたん☻はーい、ばいばいー」


「大丈夫だった?」

今はファミレスなう。無理やり有菜を連行した。

「なんとかー?で、有菜とけんたんのデートをぶち壊してまで話したいことって何?」

「わぁぁ!ごめんって!!!!」

「いいよー、別にけんたん浮気してるっぽいし?」

「えー?そうなの?」

「んー?あっちからナンパしてきたから、有菜はどーでもいいけどー?で、美来の話って?」

「んーとですね・・・詩月のことどー思う?」

私は、ずっと聞きたかった疑問をぶつけた。

「んー、男の子だったんだー♥みたいな?」

・・・何その軽い感じ!!

「まあ、詩月は詩月だし、有菜達がいつまでも戸惑ってんのもよくないかなーみたいな?」

軽くいってるけどいってることは間違ってない。


「確かにそうだけど、まだ違和感ありありで・・・」


今日知った事実にまだ心の整理ができてない。

「じゃあ、いっとくけど、今日の美来超不自然だったよ?」

「え⁉」


「特に虫のやつとか、いきなり叫び出すし超失礼!!だから詩月別の道から帰ったんじゃん?」

・・・そっか、私超失礼だ。

詩月にはなんも悪気ないのに。

「美来の気持ちもわかるけど、詩月の気持ちも考えたら?」

確かにそうだ・・・一番戸惑ってるのは、詩月本人なのに。

「まだ、実感ないけど明日からがんばってみるね」

また有菜に助けられちゃったよ!

「じゃあ、ある、いちごパフェ大盛りで、みくるさんおごりで♥」

・・・あ、やられた