…ここは…?
私…さっきまで葵の腕の中に…
『葵との両思い、おめでとうございます。
これでいったん、すべてがリセットされます。』
この声、誰?
私…葵のこと忘れなきゃいけないの?
そんなの無理だよ…
だってこんなにも葵のこと…
『次に恋する人を選んで下さい。』
…次?
葵のこと好きなまま、次の恋?
そんなことできない!
「そんなの無理です!!
私…葵を忘れるなんて…できない…。」
『…わかりました。
でも貴女の使命は変わりません。
全員と恋をして、一番愛せる人を決めるのです。
一時的に貴女の記憶を消しましょう。
最後、全員と恋をしたとき、すべての恋の記憶が蘇ります。
そのときは辛いかも知れませんが、一番愛せる相手を決めて下さい。
それでは…ご健闘をお祈りして…』
え、ま、待って…
私の体が光で包まれていた…