「…それも小説に書いちゃうよ?」



私が些細な抵抗をしてみる…
しかし、完全にスイッチの入った颯人は
“ツンデレ”ではなく“俺様”に化していた。


「書きたければ書けばいい。
その分たっぷりお礼もらうけどね?」


…っ!!


「は、やと!
ここ、学校っ!」


「今は授業中だろ?
それに裏庭に来る先生なんて…いねぇよ。」


あぁ。
これは完全に獣になった颯人だ。



颯人はそのまま私の唇を塞ぐ。
優しく包み込むような温かいキス。


でもどんどん深くなって…
私の心は颯人でいっぱいになる。