「青山颯人です。」


…あお…や…ま…はや…と?
…これは夢だろうか?


それともただ単に颯人のそっくりさんが
偶然同じ名前だっただけ?


…でも…そんなことって。



「それじゃあ青山の席は…」


「先生…俺…」


あれ?
青山くんが私の方に向かって…?


…ええぇっ!?
やっぱこっちに!?


青山くんは私の席の前で立ち止まった。