「…っ!」
颯人は私の体を強く抱きしめた。
颯人が動いた衝撃で観覧車が大きく揺れる。
「颯人…」
「明日花っ!
行くなよ!!
頼む…俺のそばにいてくれよ!」
颯人はそう言うと私にキスをする。
「…明日花が違う世界から来たとか意味わかんねーけど…
俺は…離れたくないんだ!!」
颯人…
颯人の唇の感触、颯人の温もり、
そしてこのデート…忘れないよ。
「…颯人…愛してる…さようなら…」
私は、観覧車の頂上でゆっくり消えていった
ある一通の手紙を残して---
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…