「はぁ、楽しかったー！」


「だろ？
乗らずに嫌いなんて言ってたら人生損だぜ！」


…そんな大袈裟な…
でも颯人らしいな。


「うん。
そうだね！！」


次はどこ行こう…
だんだん暗くなってる…
もうすぐタイムリミット…かな…



「ああー…もう5時50分だな。
まぁ、高校生がこの時刻に帰るわけないけどな！」


5時50分－－…
もうすぐ…タイムリミット。
怖くて…時間が見れなかったけど…もう…そんな時刻なんだ。



「あのさ、颯人。」


「どうした？
乗りたいとこでもあるか？」


「…私ね、観覧車に乗りたい！」