「はやと…」


私はシャワーを出て颯人のいる部屋に向かった。
そして、颯人の服はぶかぶかで、颯人の香りで。


は、恥ずかしい…


「出たか。」


そう言って私の姿を見て固まる颯人。


「…やっぱ、俺の服でかかったみたいだな。」 


…そりゃあね…
私たち、結構な身長差だし…


「でも…ありがとう。
濡れたのも少しだし、きっと一時間もすれば乾くよ。」


それにしても、お昼ご飯の時間だよね?


「颯人。」


「どうした?」


「お腹減ってない?」


「あー…そういえば飯だな。
どうせなら家でパッパと作って食うか。」


…颯人、料理出来るのかな?