こうして私は残りの5日間を過ごした。
葵の優しい言葉に弁解され、
キュンキュンしたり、
悠真くんの天然ちゃんに爆笑、
テニスの姿に見惚れたり、
秀哉は相変わらず真面目で私の話聞いてくれなかったけど、
できるだけ話しかけたり、
颯人とは口喧嘩たくさんして、
口喧嘩するたびに嬉しくなったり、
翔先輩とは、香奈の目を盗んでたくさん話して
香奈にバレたときに2人でくすくす笑ったり、
葉山先生には化学教えてもらうため
前みたいに科学室に向かったり。
6人と、とにかくたくさんの時間を過ごした。
少しでも思い出を踏みしめるために、そして自分の気持ちに気づかせるため。
あれから6日。
私の決意は固まっていた。
私が愛せる運命の人は…
あの人しかいない。
そう気づいた…