そして私は気持ちを切り替え家を出た。
いつもより早い時間に…
なぜなら、悠真くんに会うため。



テニス部の朝練に行こうと決めた--



「おはよう。」


私がテストコートに行くといつものようにテニスを練習する悠真くん。


「あ、先輩っ!
おはようございます!」


…相変わらずテニスやる姿かっこいいな…


「おはよう、悠真くん。」


「先輩、せっかくですから一緒にテニスやりません?」


…両思いにならなきゃいけなくなったときの朝…
同じ様なことを言われた。


あの時は悠真くんを好きになるなんて思いもしなくて…
悠真くんもテニスが恋人で…


だめ…泣きそう…


私は首を振ってこう答えた


「うん、やろっかな!」


…こうして朝練の時間の間、悠真くんとテニスをした。
いろんな思いを踏みしめるように…