…私…
決めることなんて…
できないかも知れない…


私はそっと自分の首筋に手を当てる。


先生だけだった。
私にキスマーク残したのは…

でもその痕が逆に苦しくなる…




私は机の上にあるネックレスを手に取った。


…先輩…先輩からもらったこのネックレス…
今は見るのが辛いよ…



…颯人…
素直じゃないのに告白してくれた颯人が恋しい。

告白されたときは戸惑ったけど本当に嬉しかった。



秀哉…
忘れててごめん…
今、全てを思い出したよ…

でもね、私…どうしたらいいかわからないよ。



悠真くん…
あんなに必死になって私を助けてくれてありがとう。
私が初恋の人なんだよね…

嬉しかった…
そしてテニスやってるときの悠真くん、かっこよかった…



葵…
2人とも不器用で…思いがすれ違ってたよね。
辛い思いもたくさんしたけど…大好きだったよ。
また、遊園地デートしたいな…