…もうこれで何度目のキスだろう。
私の唇は先生の唇を完全に覚えてしまって…
私がそんなことを考えると…
先生の唇が私の首筋に落ちてくる
「ひゃっ!?」
私が驚くまもなく私の首筋に鈍い痛みが走った。
「いっ。」
初めての感覚…
これって…もしかして…
先生が離れた瞬間私は急いでポーチを取り出し、
ポーチの中の鏡で自分の首筋を見る…と。
「!?」
首筋にくっきりとついた赤い痕。
…これって…
「綺麗についただろ?
キスマーク…」
…あぁ…やっぱり…
「この感じだと当分消えないな。
このキスマーク。」
「サ、サイテーっ!!」
…これは…やばいでしょ。
「最低?
そう…もっとつけてほしいんだ。
明日花チャン?」
…ドSだ。
悪魔だ…でも私はそんな先生を大好きになった。
「…このキスマークで思い出せよ、俺のこと。」
先生…そのために…
「明日花が俺のことを選んでくれるって信じてるから。
先生と生徒の恋は簡単じゃないけど…守るから…」
先生。
ありがとう…
こうして私たちは何度も何度もキスを繰り返した。
私の最後に恋した相手は甘く危険な教師だった。