「…100問中50問…」

えっ、半分も合ってたんだ!
よかったぁ。
先生嫌効果かな?


「…お仕置きはなにがいい?」


「…は?」


お仕置き!?
だって半分合ってたんだよ?
なのに…なんでお仕置き…?


「間違えた問題数×1分の時間、キスしてやろうか?
それとも、襲ってほしい?」


はぁぁぁぁ!?
どっちも嫌だし!!


「どっちも嫌!
生徒襲うとか、さすがにやばいよ、先生!!
それにキスとか…そんなの長くて死んじゃう!」


昨日のキスだって…長くて酸欠になったのに。

昨日のことを思い出し顔が赤くなる私。


「…へぇ、じゃあ長くなければいいわけ?」


「そ、そう言う問題じゃっ…」


と言おうとしたころにはもう遅かった。
先生の柔らかく温かい唇が私の唇を覆っていた。


昨日覚えてしまった先生の唇。
誰もいない科学室。


私は静まり返った科学室の中、先生のキスに溺れてしまっていた。