私は回らない頭を振り回し、先生に詰め寄った


「な、なんてことするんですかっ!!
先生がそんなことするなんてサイテーです!!」


なんなのよ、この先生!!
私の世界にいたら完全首だよっ!?


まぁ、ゲームでこんなキャラって何となくわかってたけど…


「キスされるの、初めてじゃないんだろ?」


…確かにそうかも知れないけど…
実際記憶がないわけで…


「…初めてではないと思うんですけど、一応記憶消されるので…」


「じゃあ記憶上では初めてってわけだ?」

ニヤリと笑って言う先生。
こいつ、悪魔だ。
大魔王だ。


「…そうですね。」


てかこれすでに補習とか関係なしにいじめられてるだけ…



「…そんなことより、補習はどうするんですか?」


…そんなことよりではないけどね。
自分で突っ込みを入れるのは虚しいと思いつつも、私は自分に突っ込みを入れた。