「さて、行こっか。」

「はい!」

次は私の家だと思っていたら、
私の家とは反対の方に車は走る。


え、な、なんで!?


「先輩!家反対方向です!」


「知ってるよ。」


じゃあなんでっ!?


「この前出来なかったから今からデートしよ?」


…えええっ!?
な、なんでそうなった?

私は思考をぐるぐる巡らせてみる…
……わからない。翔先輩の真意。



私はなにも言えないまま、翔先輩の車の中で
どこに行くのか少し期待していた。