「…え…」


驚いた様子の松田くん。
そりゃ、そうだよね。


急に、しかもお菓子食べてるときに告白なんて
滅多にされないだろう。


でも、私…


「好きなの。
松田くんのこと」


これから喋る機会が少なくなると思うと
告白しずにはいられなかった。


「………」


黙ってしまった松田くん。
答えを待つ私。


短いようで長い、永遠のもののように思えた。



「……ごめん。中村の気持ちには答えられない。」



………フられた………


「そっか。
ごめんね、急に告白なんかして」


いたたまれなくなった私は鞄を持ち、そのまま逃げるように
その場を後にした---