私は紙袋を悠真くんに差し出した。

「…これは?」

「お菓子だよ。」

「…え?」

「……このお菓子は……私の気持ち。
私の、悠真くんへの“好き”の気持ち。
私も、悠真くんが好き。大好きだよ!」

私が言い終えた途端、ぎゅっと抱きしめられた


「…これは夢?」

「…夢なんかじゃない。
私、悠真くんが好き。」


私の気持ちすべてお菓子に乗せた。
悠真くんがくれたお菓子で思いついたの…


「…よかった…初恋が叶って…よかった…」


悠真くん…私こそ…よかった…


純粋同士の恋。
いろいろあったけど…思いが通じあえて良かった。


私たちは優しいキスをした。
まるで、大好きな気持ちをもっと伝え合うように…