「失礼します」

「どうぞ。園中(そなか)さんという方が桜覇さんにお話があるそうですよ」

そこに居たのは、愛想のいい20代後半の若い男の人だった

「こんにちは、園中と申します。あの、すみませんが…別の所でお話してもよろしいでしょうか。」

「はい。校長先生、少し園名さんと外へでできます。先生によろしくお伝え下さい」

「わかりました」