その様子を見ていた長谷くんは


「 な、なにがよかったんだよ? 長谷川大丈夫か? 」


慌てて莉乃の周りをウロウロしだした。


「 なんでもないよっ! そろそろわたしの家だからバイバイっ♪ 」


莉乃はスクッと立ち上がり歩きだして長谷くんに手を振った。

長谷くんも微笑んで手を振ってくれた。


――――・・ドキッ・・・