莉乃は後ろから長谷くんが着いてきているとは知らなかった。

だからなんで長谷くんがここにいるのか分からなかった。


「 な、なんで・・・ここに・・・? 」

「 ん? いたら悪いのか? 」

「 いや・・・っ! 全然悪くないです・・・ 」


まったく話が噛み合っていない莉乃と長谷くん。

しばらく2人は沈黙していた。

・・―――・・で、最初に口を開いたのは・・・・莉乃だった。


「 え・・・っと・・・さよーなら! 」


また莉乃は逃げ出した。