「 駄目よ! 可愛い可愛い莉乃ちゃんが襲われたらあたしが困るもの。それにあたしこれから仕事だからついていってあげれないの 」

「 いやいやいや! 大丈夫ですから〜!! 」


莉乃は走って逃げてしまった。

暗闇の中、どこかに消えてしまったのでどこにいるのか分からなくなってしまった。


「 莉乃ちゃん、足速いのね・・・。涼太っ。追いかけなさいっ!! 」

「 はぁ? なんで俺が・・・。しかも長谷川嫌がってたじゃねぇーかよ 」

「 莉乃ちゃんが襲われてもいいの!? 」


長谷くんは莉乃がどうなってもいいのか?と言われると何も言えなくなった。